世田谷区の保育施設にはどんな種類がある?
世田谷区の保育事情を見てみると、待機児童問題は非常に色濃く待機児童数全国NO1という状態です。
平成26年以降、1100人を下回ることができない状態といわれています。
保育施設の数を確保する事や、内容の充実などが図られていますが、保育士の立場から見れば、保育士の募集は非常に多い地域です。
保育士として東京都内で働きたいという人にとって、世田谷区は職に困らない地域といえます。
世田谷区には認可保育園や認定こども園や地域型保育事業や保育室や保育ママや認証保育所やその他の保育所等種類があります。
この保育施設ごとの特徴を理解し、最悪第一希望に入れなかった場合に、預かってくれるところはどんなところがあるのか等、考えておくことも重要です。
世田谷区の保育の質ガイドラインとは?
世田谷区の保育の質ガイドラインとは、国が定めている保育所保育指針等に基づき、世田谷区が考えている子どもを中心とした保育を行うために、どのようなことを指針とするか明らかにしたものです。
この世田谷区の保育に関する理念、また指針を地域、行政、また保護者、事業者それぞれが深く理解し、連携、協力することで保育の質を高めていこうとしています。
全ての子供たちが幸せに生きる権利があるということを念頭に置き、1人1人の子どもに対し最善の利益を第一に考えて、保護者とともに保育を通じ福祉に努めるということが理念です。
保育方針としては、命の大切さを第一に生きる力を育むこと、保護者と共に子供たちがのびのびと成長できるよう、心豊かな子育てをすること、さらに地域と連携し子育て向上に努めるなどが伝えられています。
認可保育園・認定こども園
国の定める児童福祉施設の設備及び運営に関する基準を満たしている保育施設が認可保育園です。
区立保育園の運営は世田谷区、私立保育園は社会福祉法人等が運営しています。
利用年齢は0歳から5歳、各保育園によって受け入れの年齢、月齢などが異なるため確認が必要です。
認定こども園は、就学前の子供に関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律に基づいて設置、運営されているもので、保育園と幼稚園の機能が一体となっています。
こちらも利用年齢は0歳から5歳ですが、施設によって受け入れ開始年齢、定員ともに異なり、かかる費用、また給食があるかどうかなども違いがあるのでこちらも確認しておく必要があります。
地域型保育事業と保育室
地域型保育事業は原則として19人以下の「区」運営の認可事業です。
3号認定を受けている0歳から2歳児が対象で、世帯の住民税所得割課税額によって保育料が決定します。
こちらも受け入れ開始年齢や定員などが各施設によって異なるため、確認が必須です。
保育室は一定の基準を設け世田谷区が認定した施設で、産休明けとなる生後43日から、3歳未満の低年齢児の保育を行っています。
それぞれに特色ある保育をするところが特徴で、お子さんの健康管理など、巡回指導等行っていることもこの施設の大きな特徴です。
0歳から3歳未満のお子さんの受け入れで、受け入れ開始は生後43日目からとなります。
保育ママ、認証保育所、その他の保育施設について
保育ママは世田谷区にお住いの資格条件を満たしている方を保育ママとして認定し、保育ママの自宅でお子さんを預かるシステムです。
2名から5名という少人数形式となっているため、アットホームな雰囲気があります。
受け入れは生後36日から、利用できる年生は0歳、1歳、2歳です。
認証保育所は東京都の認証を受けている保育施設で、A型、B型があります。
0歳児保育と13時間以上の開所が義務付けとなっている施設です。
保育料や受け入れ月齢などは保育所によって違いがあるので確認する必要があります。
その他の保育施設は、保育室、保育ママ、認証保育所以外の許可外保育施設で、東京都へ届け出が必要とされていますが、届け出を行っていない施設もあるようです。
届け出を行っているその他の保育施設に関しては、東京都福祉保健局のホームページに後悔されているので、確認してみるほうがいいと思います。
今後、保育施設は増えていくことが予想されますが、自分が希望する保育内容に合った保育所を見つけるためにも、各保育施設の保育状況等を調べておくことが必要です。
数多くの保育施設があり、常に保育士を求めている世田谷区では、保育士への募集はかなり多い状況となっています。
参考記事:「東京の保育士事情」