保活ってどういうこと?

保育園に通う園児のママさんたちが、次に入園準備となっている弟、妹について保活しなくちゃなんて言っているのをよく聞きます。
保活というのは、お子さんを保育園に預けるための活動のことです。
地方の保育園に通っている保護者の皆さんからはあまり考えられないことだと思いますが、東京などの都市部では、兄弟、姉妹が別々の保育園となることもあります。
そのため兄弟、姉妹がいる場合でも保活は重要ですし、初めて保育園入園を考えている保護者にとっても、保活を理解する事は重要なことなのです。

待機児童問題はお子さんが保育園に入園できなかったことで、仕事に復職することができなくなり、経済的にも厳しくなったことをつぶやいたことで一気に広まりました。
待機児童をゼロにしようという方針を国が明確にしたのは2001年、しかし2017年時点でも3人に1人は認可保育園に合格できないという報告もあるのです。
女性が社会進出を果たしたことで保育園を必要としているご家族が多くなり、この先、さらに保育を必要とする児童が増える事が予想されます。
ボールで遊ぶ子ども
保育士としても、お子さんを持っている方の保活は重要な課題です。
保育士として働きたくても、保育士の子どもを見てくれる保育施設がない場合、働くことができず、保育施設は人材不足となります。
子どもを持つ保育士にとっても、保活はとても重要な活動といえるのです。

保活は大変、どうやって成功させたらいいのか

お子さんが生まれる前には申し込みできない、という保育園がほとんどなので、保活は基本的に生まれてからすぐに始めるようにスケジュールを組みます。
保活されてきたママの中には、100以上の保育園を調べて50に絞り申し込みしたけれど、結果、入れずフルタイムベビーシッターを依頼することになり、非常に費用がかかっているという声もあるのです。
それでも見てもらえるところがあるだけまし・・ママによっては見てくれるところがどこも見つからず、結局仕事を辞めざるを得なかったということもあります。

妊娠9ヶ月くらいから保活を始め、出産してからすぐに認可保育園の見学、次に無認可園の見学と申し込みを済ませる、仮に6月生まれだとしたら、4月くらいから情報収集、6月出産後、認可保育園の見学、8月くらいから無認可園の見学と申し込み、10月になって認可保育園の申し込み、というスケジュールになります。

翌年1月から3月初旬にかけて認可園の発表です。
このスケジュールはお子さんが生まれたすぐに職場復帰、復職するという予定となります。
退職されて、お子さんが2歳、3歳くらいになってから復職するというママは、お子さんの年齢を考慮し、スケジュールを早めに組んでいくべきです。

0歳児から預かってくれる保育園の場合、毎年4月に0歳児が1歳児クラスに進級するため、一気に0歳クラスに空きが出ます。
しかし1歳児クラスはすでにここで進級する幼児の人員数が決まっているので、1歳入園は飽きが少なく、激戦となるといわれているのです。
最も入りやすいタイミングとなると、やはり0歳児というママが多いといいます。