スキルアップ目的で上京する保育士も多い
地方の保育施設では保育研修などが少なく、保育のプロとして知識、技術を身につけたいと思っている保育資格者にとって、その研修の場がないことを悩む人が多いです。
こうした将来に向けてのスキルアップを考えている保育士なら、東京に出てきて研修等に力を入れている所への就職をおすすめします。
スキルアップ研修はキャリアごとにありますが、外部研修と内部研修に分かれているため、その種類の違いを理解しておくべきです。
研修に求めることについては、保育士の経験年数によって違いが出てくるため、自分にとってどのような研修が必要となるのか、しっかり考えて研修について積極的な保育施設への就職も考えてみると、スキルアップが望めると思います。
研修の種類、内部研修と外部研修
保育士が受けられる研修には、2種類の研修があり、1つは自治体や企業等が行っている、園外で行う外部研修、もう1つは保育園の園長等責任者主体の内部研修です。
いずれも保育の質を高める、保育士のスキルアップを目指すという目的ですが、研修ごとに内容、また研修を受けるべき対象保育士に違いがあります。
外部研修も内部研修も東京では数多く行われていますが、どういった研修に参加したいのか、自分の経験年数や将来への希望を含めてしっかり考えておくことも重要です。
研修の種類は数多く、初心者向けのものから経験年数の高いキャリアある保育士向けのものまで色々あります。
保育士が求める研修とは
保育士がどのような研修を受けたいのか、アンケートなどを実施してみると、やはり目的は経験年数によって大きく変わるようです。
例えば新人や若い保育士さん、つまり経験年数の低い保育士さんの場合、工作、手遊び等をもっと覚えたいという希望があります。
また救命に関する知識、アレルギーに関する知識などの研修を受けたいという人も多いようです。
中堅クラスの保育士となると、資格が取得できる研修、発達障害に関する専門的な研修など、より高度な研修を求めています。
さらにベテラン保育士となると、データ管理などのパソコンに関するスキル、またほかの保育施設との交流などから情報収集を得られるような研修・・とより広い視野の研修が求められているのです。
研修が行われる頻度はどのくらい?
保育園によっても違いがありますが、内部研修に関しては多いところで週に1回から2回、少なくとも年に数回行われています。
外部研修は年に数回という所がかなり多く、週に1回から2回というのはかなり少ない状態です。
園によって研修に力を入れているかどうか違いが大きいともいえるので、スキルアップを考慮する場合、転職、就職の際に、園がどのくらい研修に力を入れているか、回数なども確認するほうがいいと思います。
2017年からは保育士のキャリアアップ、待遇向上のため、キャリアアップ研修が厚生労働省主体で行われることがすでに決定している状態です。
これによって専門リーダーや職務分野別リーダーなどの役職が付き、お給料アップが見込めます。